関東1次予選は、カウンター祭りだったという事で今回は、カウンターの事で感じた事を書いてみようかと。

ディセンションがスタンダードに加入した事で青は大幅に強化されたワケだけど、未だにトーナメントで目にする機会の少ないカードがあるんだよね。


それは、『虚空粘』。

 

ディセンション発売直前〜発売直後にかけて、様々な人がトップ10予想して大抵の人が上位に挙げたカード。

色マナを3つ要求し、レアである事から《吸収/Absorb(IN)》・《蝕み/Undermine(IN)》を連想させられた人も多いのではないかと。

能力自体も、《対抗呪文/Counterspell(7E)》+《もみ消し/Stifle(SCG)》という柔軟性のあるカード。

『なら、カンペキ!!』のはずが、使っている人がなぜか少ない・・。

って事で、なぜ使われないのかをまとめてみた。

1、ただ、コストが『青青緑』と色拘束がキツい。(これは、《吸収/Absorb(IN)》《蝕み/Undermine(IN)》も同じ。)

2、デッキタイプの確立されてないシミックカラーである事。

ビートダウンタイプであれば、このカードを使うより、《差し戻し/Remand(RAV)》・《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》あたりの方が小回りが利くので入らないだろうし、コントロールなら入りそうだけど、そのデッキの存在自体、あまり聞く話じゃない。

3、以前の環境ほど《もみ消し/Stifle(SCG)》能力を必要としてない事。

オンスロートブロックがスタンダードで使われた頃は、よく《もみ消し/Stifle(SCG)》が使われたものだけど、あの頃の環境は、《正義の命令/Decree of Justice(SCG)》や、《精神隷属器/Mindslaver(MRD)》といった、決まったら即死級のカードが蔓延してた事もあって重宝したけど、今回の場合はねぇ・・・。

もし、今の環境で使う事になるなら、起動型能力よりも誘発型能力を打ち消す事が多くなりそう。

4、同じマナ域に《邪魔/Hinder(CHK)》の存在。

《邪魔/Hinder(CHK)》の利点は、墓地に送られるとまずいカードをライブラリーの下に送れるという事。

そして、欠点は、ライブラリーをシャッフルする機会を与えると、ソコからまたプレイされる危険性がある事。

最近の環境は、『太陽拳』・『ハートビート』・『GGけち』といったデッキで、墓地を利用する可能性があり、神河の時代から現在のラヴニカ環境まで使われてきたけど、シャッフルされる事のデメリットもそれ程感じさせないからね。

5、コストの関係で《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All(CHK)》が使用が不可能な事。

って言ってもコレは、最近カウンターの枚数が減っている事からあまり使われてないので、それ程気にしなくてもいいかもしれないけど。


こういった理由があるかどーかは知らんけど、活躍する機会を見ないことから価格を下げているショップもちらほら。

決して弱いとは思わないけど、現在の環境を考えるとあまりメリットを生かせ無さそうだし、デメリットが目立って若干使いにくそう。

だから、自分の中では、《邪魔/Hinder(CHK)》がスタンダード落ちするまで『虚空粘』の出番はそうそう無いんじゃないかと。

それにしても、何で《もみ消し/Stifle(SCG)》+《対抗呪文/Counterspell(7E)》なのに『青青青』じゃないんだろ??

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