毎回新しいエキスパンションが発売されるたびに、強いカードではあるけど、実際にトーナメント環境で使用されるかがビミョーなカードってあるよね。

ソレとはちょっと違うけど、コストが2だけピンポイントに打ち消す事が出来るという『呪文嵌め』がスタンダード環境でメインで使用されるのかってのがお題。

このカード、スタンダードで唯一の1マナカウンターとなっている。

青の苦手な相手の先手ゲーを無くしてくれる良カードなんだけど、刺さらない事もあるのは《魔力の乱れ/Force Spike(7E)》と一緒。

《魔力の乱れ/Force Spike(7E)》と比べて違うのは、2マナのスペルに対して《対抗呪文/Counterspell(7E)》以上の性能を発揮し、2マナ以外を対象に取れないのが特徴。

《魔力の乱れ/Force Spike(7E)》のようにマナを要求する類のカウンターじゃ無いので、マナを残しながらって選択肢を与えないのもうれしい。

下は、現在のトーナメントで刺さりそうなカード達。

対トロン

『各種印鑑』(つっても、使用されてるのは赤青か青緑くらいだが)・《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》・《差し戻し/Remand(RAV)》

対ステロイド

《火山の鎚/Volcanic Hammer(8ED)》・《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler(GPT)》・《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan(GPT)》・《グルールのギルド魔道士/Gruul Guildmage(GPT)》

対ZOO

《番狼/Watchwolf(RAV)》・《火山の鎚/Volcanic Hammer(8ED)》・《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》・『各種ギルドメイジ』

対オルゾフ

《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》・《酷評/Castigate(GPT)》・《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats(9ED)》・《名誉の手/Hand of Honor(SOK)》・《残虐の手/Hand of Cruelty(SOK)》・《八ツ尾半/Eight-and-a-Half-Tails(CHK)》・《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》

対ハートビート

《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》・《交錯の混乱/Muddle the Mixture(RAV)》・《差し戻し/Remand(RAV)》・《殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu(RAV)》・

対太陽拳

『各種印鑑』・《差し戻し/Remand(RAV)》

対オウル

《黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke(SOK)》・《未達の目/Eye of Nowhere(CHK)》・《ブーメラン/Boomerang(9ED)》《吠えたける鉱山/Howling Mine(9ED)》・

対イゼットボア

《ブーメラン/Boomerang(9ED)》・《未達の目/Eye of Nowhere(CHK)》《差し戻し/Remand(RAV)》

対GGけち

《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》・《御霊の復讐/Goryo’s Vengeance(BOK)》・ 

対シミックビート

《殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu(RAV)》・ 『シミックのギルド魔道士』・『とぐろ巻きの巫女』・『粘体マンタ』・《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》

対青白コントロール

《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》・《差し戻し/Remand(RAV)》・《呪師の弟子/Jushi Apprentice(CHK)》

トーナメントで見かけそうな所を並べてみたけど、実際にメインなのかサイドにおいておくべきなのかは未だにオイラの中で答えの出ないカードなんだよね。

というのは、確かに決まれば強いんだけど、昔のスタンダードと比べると低速化している所があるからコストの高いスペルが多くなってるんだぁね。

自分と相手のデッキ内容にもよるけど、基本パーミッション系を使っている時って、他のデッキを使っている時以上にコストの大きいスペルには気をつけないといけないと思うんだよね。(ソレを逆手に取れるカードが《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》や《差し戻し/Remand(RAV)》だったりするワケだし。)

《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》・《差し戻し/Remand(RAV)》あたりの補助として使用するならメインも十分アリなのやも知れんとかぐるぐるしてるんだよね。

だから、結局オイラには評価をつける事が出来無さそうw

実際は、青いコントロールと青を積んだアグロでも枚数が変わってくるのかも知れんけどね。

コメント

はせガー
はせガー
2006年5月29日9:43

 結論的には日本選手権予選ではメインに入ります。日本選手権予選を突破するデッキというのは大抵コピーデッキであり、その手のデッキには強力な2マナのカードが用いられている事がほとんどです。
 もちろんそれを見越して2マナを使わないデッキを作る事もできるんでしょうが、そのデッキをトーナメントレベルにチューンする事は日本選手権の招待権も持たない程度の実力しかない人間には難しいでしょう。
 青にとってキツイ相手先攻のパターンで、オルゾフ相手に《酷評/Castigate(GPT)》や《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》を打ち消し、同じ青系には主流のカウンターである《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》と《差し戻し/Remand(RAV)》を僅か1マナで捌き、小型クリーチャーをラッシュしてくるビートに対しても1ターン目からカウンター可能というのは実に素晴らしい。
 逆に白青相手にして3ターン目に《呪師の弟子/Jushi Apprentice(CHK)》をキャストしながらこれを構えればまず通ります。そして相手の対策カードはラスゴとフェッターだけなので、この重いスペルを楽々カウンターすれば後はカードアドバンテージで勝ってしまうでしょう。

 まあ大抵のシチュエーションで強いです。万が一これが効かない相手に当たったらサイドアウトする。それくらいのカードでしょう。

chikamiya
chikamiya
2006年5月29日23:46

十手は強い2マナのカードだと思いましたまる

スマイル
スマイル
2006年5月30日0:31

なるほど、はせガーさんは、青系デッキのメインに用いられる事が多いと予想してるんスね。

アメリカ選手権なんかの結果を見る感じだと、ホノルルで活躍したオウル系が少ないのも『呪文嵌め』の影響を受けてるという事なんですかねぇ?

個人的には、コレさえなければディセンション後は、有利なデッキだと思うんですけどね。


あ!自分も十手は強いカードだと思いますまるw

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