こんちは!今日も5丼入りスタンダードを調整していたのですが、メタが定まらず、苦悩の日々を過ごしているスマイルです。

今回は、先日行われた日本選手権のスタンダードについて考察してみようかと。

下のデッキは、今年の日本チャンピオンの藤田剛史氏と5位の中野圭貴氏が使用していた赤タッチ緑ゴブリンです。

4 ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder
3 スカークの探鉱者/Skirk Prospector
4 ゴブリンの戦長/Goblin Warchief
4 火花鍛冶/Sparksmith
4 包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander
4 ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter
3 ゴブリンのうすのろ/Goblin Goon
3 つつき這い虫/Clickslither

4 静電気の稲妻/Electrostatic Bolt
4 酸化/Oxidize

12 山/Mountain
4 森/Forest
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
3 真鍮の都/City of Brass

サイドボード

4 頭蓋骨絞め/Skullclamp
4 星の嵐/Starstorm
4 帰化/Naturalize
3 ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman

このデッキ自体、6月11日から13日に使用された事もあって、その環境で一番強いとされている電結親和を強く意識した構成になっています。
(つまり、頭蓋骨絞めとかいう物体をどうにかせにゃならんわけで・・。)

今までのゴブリンで主流のタイプのデッキと言えば、頭蓋骨絞めと非常に相性の良い赤黒の『ゴブリン召集』が一般的でしたが、親和やミラーマッチ戦で相性的に不安の残る所がありました。

それを克服したのが、このタッチ緑のゴブリンという事だと思います。

では、何故親和や召集といったデッキに強いのかについて考えてみようと思います。

まずは、対親和戦

既存の召集型はどうしても親和の展開力とサイズによって攻めづらい印象がありました。

しかし、このデッキの召集と違う点は、アーティファクト除去や火力といった除去が大量に搭載されている所にあると思います。

メインボードで、親和相手に効果的な除去になりうるカードが20枚とデッキの3分の1も搭載されています。

ゴブリンのテンポを重視する時に採用するのは難しい『火花鍛冶』が4枚投入されていることから、親和や召集戦を有利に進めたいという意思が感じ取れます。

そしてサイドボード後は、計7枚のアーティファクト除去が追加することが可能なので、今まで得意としなかった親和相手にも有利に展開できたのではないかと思われます。

続いて対ゴブリン召集戦

こちらも親和と同じくビートダウン系という事もあって、火花鍛冶や静電気の稲妻といったカードが、効果的に使用できるのではないかと思います。

そしてミラーマッチだと無駄カードになりやすい『総帥の召集』をドローして困るような事もないので、そういった意味でも有利な試合運びが期待できるのではないでしょうか。

対コントロール戦

今回の本戦でコントロールの筆頭に挙げられるのは、清純な天使入りの青白コントロールだと思います。

この青白コントロールですが、ゴブリンに対して滅法強く、メインに『崇拝』を搭載している為、ゴブリン側からしてみれば非常に厄介な存在と言えるでしょう。

このデッキのクリーチャーが『銀騎士』だけならば恐怖で済むのですが、『清純な天使』が場に出て崇拝を張られてしまうとそれだけで勝ち目が無くなってしまうので、今回緑をタッチする事を選択した理由はそこにもあったのではないかと思います。

あと、火花鍛冶等のコントロール戦であまり必要としないクリーチャーをつつき這い虫で処理する事が可能な辺りがバランス取れててスバラシイと思います。

サイド後は、全体除去でアドバンテージを取られないようにする為に、頭蓋骨絞めを投入するものと思われます。

全体を通してみるとやはり、頭蓋骨絞めの恩恵を受けやすい親和・ゴブリンといったデッキが本戦でとても多く見られた為、この構成とタッチ緑といった選択は見事にハマッたのではないかと思います。

最後に自分の感想を言うと、今回の日本選手権の結果を見て、ブロック構築と同じく、アンチ親和が勝利した所が興味深いところでした。

明日は、朝から講義があるので今日はこの辺りで。では!  

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